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のりこの京都通信~京都発の企業家に聞く~
2008/7/28 月曜日
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仕事は誇りが大事。夏休みにはぜひ自然と接してほしい
―堀場社長ご自身の学生生活について教えてください
私には、日本での学生生活と米国での学生生活があります。
日本での大学時代には、仲間たちと「青城クラブ」というサッカーチームを作ったり、車が好きだったのでドライブをしたり、スキーをしたり、スポーツが大変好きでした。日本の大学卒業後、米国・カルフォルニア大学の3回生に編入しました。これが、ものすごい悲劇でした(笑)
何が悲劇かというと、毎日宿題があるし、毎日ドリルがあって、ものすごく勉強しなくてはいけない。そのドリルというのは、難しい問題ではありませんが数が多く、スピードが必要で、本当の意味で頭が良くないと無理でした。その時は、これほど勉強できるのかというくらい勉強しました。大変でしたが、なんでもやる気になれば必ず成し遂げられるということを学びました。
また、人とのつながりはとても大事で、一流の人と接すると、自分も磨かれるとその時痛感しました。財産ですね。
―学生に対して、夏休みにした方がいいと、オススメのことはありますか?
自然と接することをオススメしたいですね。自然に接することは大事です。毎日、良いことも悪いこともありますが、自然に接していると、気持ちが大らかで落ち着きます。何事に対しても、深く考える思考回路が必要です。そしてまた、多くの情報から選択する能力を持ってほしいです。
「期待されている」ということがトップとして頑張れる原動力
―トップとして、がんばり続けられる原動力は何ですか?
「やりがい」ですね。決断や指示に対する反応、同じ思いをもっている人の反応です。「自分が期待されている」ということが原動力です。お金に換えられない評価をされるというのが、一番の原動力です。
―堀場社長の今後の目標は?
今の自分自身の目標は、「日本の力を若い人に示す」ことです。
常に量ではなく「質」を意識し、世界一を目指しています。ターゲットを高く掲げることが大切です。みなさんだったら、資格をとる・希望している職業に就くということでしょうか。ボーっと生きていたらもったいないですよ。人間の魅力は「自分をどう出せるか」という対応力
―堀場社長がお考えになる、近年の就職活動における現状や問題点は何でしょうか?
バブル期など、学生さんを集めるのに苦労したときもありましたが、今は文系含め多くの応募をいただいています。一方、限られた人数しか入社していただけないのですが、選んでくれたこと来てくれたことに対して感謝するようにしています。興味を持ってくれた人は、必ず自分たちのお客さんにもなることを含め、きちんとした対応をするように社員にも徹底しています。
―最後に、学生へのメッセージをお願いいたします。
米国にいた時に、米国は失敗を財産にする国だと感じたことがありました。自分もまさにそのように感じていて、若いときにはいろいろチャレンジして、失敗を経験する。そこから何を学ぶかが大事です。若いうちに経験しておいた人は、将来責任のある立場になっても、何かあった時にとっさに対応できることになります。それと、継続性を持って欲しいです。継続性がなかったら、自分の力にならない。但し現状維持ではなく、継続の過程でステップアップしなくてはいけないということです。そうでなくては、魅力は維持できません。
人間の魅力は、「自分をどう出せるか」というその時その時の対応力です。また、どのように対応し、どのように感動するかというのもありますね。心が敏感で、感動できる人も魅力的ですね。あとは、TPOにあわせて対応したり、『親しき仲にも礼儀あり』と言われるように、きちんと対応する人、自分というものを持っている人ですね。
人の顔を見ると、その人となりが見えて、人間的に魅力的かどうかがわかります。● 堀場 厚 Atsushi Horiba
株式会社堀場製作所 代表取締役会長兼社長。
甲南大学理学部卒業。米カルフォルニア大学院工学部修了。1972年、堀場製作所、入社。専務などを経て92年から現職。【会社概要】
株式会社堀場製作所
本社所在地:〒601-8510 京都市南区吉祥院宮の東町2
創業:1945年(昭和20年)10月17日
設立:1953年(昭和28年)1月26日
営業品目:自動車計測機器、環境用計測機器、科学計測機器、医用計測機器、半導体用計測機器の製造販売。
グループ従業員:4,976名インタビュアー 椹木優子さん
株式会社就職課 代表取締役社長 内田雅章
株式会社堀場製作所 堀場厚さん
インタビュアー 頭川展子さん
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